Solventcrack(溶剤亀裂)

また同じ画像じゃん?!なんて言わないで下さいね。
これは、先日実施したエアコンプレッサーのオイル交換時のオイル点検窓の拡大画像です。

よーく見ると、なんだかたくさん亀裂が入っているのが見えますでしょ?!
これ、実はこのオイル点検窓を外す前にはなかった亀裂なんです。

最初は、外したコイツを元に戻す際に締め込み過ぎて割れたのかな?と思ったのですが、そんな力加減で締め込んだつもりもなくて、なんでだろー? なんでだろー?ってずっと引っかかっていました。

そんな時、ふと、そういえば以前アクリル板を加工して遊んでいた時期に、同じような経験をしたことがあるのを思い出しました。

そこで、アクリル板とヒビ、クラック、割れなどをキーワードにいろいろ探ってみたところ、原因が判明しました。

この症状は「ソルベントクラック」と言います。
このソルベントクラックは漢字で表現すると「溶剤亀裂」と言い、その意味がなんとなく分かります。

これは、樹脂成形品の表面に溶剤が触れたときに生じる亀裂のことを言うそうです。

ここで言う溶剤とは、アルコールなどの化学薬品だけでなく、日常生活でよく用いられる、油やワックス、化粧品なども含まれるとあり、また、特定の樹脂と溶剤の組み合わせで起こり、非常に短時間で亀裂が発生するともあります。

自分は、このオイル点検窓を外した際、オイルまみれでベトベトだったので手元にあったパーツクリーナーを吹き付けて油分を飛ばして洗浄したんです。恐らくこの行為が原因で亀裂を発生させてしまったようです。

以前経験した件というのも同様で、アクリル板を加工中にアクリル板に付いた汚れを落とすのに、ウェスにパーツクリーナーを吹き付けて拭いたんです。すると、気が付いた時にはそのアクリル板には細かなヒビがたくさん入ってしまっていました(爆)

みなさんも、もしこのような状況に遭遇したら、くれぐれも溶剤や薬品に手を出す前に、使ってオッケーかどうか?確認することをお勧めします。

D.I.Y

Posted by すえ