デイトナ社製 インナーフォークキット(70434)

 お猿の足周りは、エンジンパワーを上げて行くとどうしてもネックになります。リヤは容易に交換出来ますが、フロントの足周りに関してはフォーク一式の交換以外にどうしようもありません。
 
 お猿のノーマルフォークには、ダンパーが入っていません。その為、走行中にギャップを拾うと1度で吸収しきれず不安定な乗り心地になってしまいがちです。また、剛性不足も加わり、制動時の車体の不安定さも何とかしたいポイントです。
 
 1号機の時は、とにかく性能重視でしたので、フロント足周りは、社外品のフォークキットに仕様変更していました。SP武川製のフォークの時期もありましたし、最終的にはG蔵のステムと組み合わせてイニシャル調整付きのNSR用フォークを使用していました。
 しかし、純正形状のフロントフォークを使用しなくなった時点で、お猿さんのせっかくの雰囲気がかなり損なわれてしまうのも事実です。
つまり、性能を取るか?見た目を取るか?という究極の選択となります。
 
 2号機@4Lは、基本コンセプトは純正ライク!なので、フロントフォークの変更は当時から考えていませんでしたし、フロントの足回りの性能アップをしようにも当時は社外品フォーク以外の選択肢は無かったので、結局そのまま現在に至りました。
 
 ところが月日が経過し、いつの間にか素晴らしい商品がリリースされていたんですね?!全然知りませんでした。それがこちらです!
 

「インナーフォークキット  型式:70434 定価:¥39,900」

 
 やっぱり、「純正のスタイルは残したい。でもフロント足周りの性能はアップさせたい!」というニーズが生んだ商品なのでしょうか?
 
 デイトナHPによる解説はこちらです。
 フロントフォークインナーをASSY交換するキット。インナーチューブ径φ22.2⇒φ25.4になることで高剛性化し、内部にダンパー構造でダンピングの効いたユニットを収め、しっとりした乗り心地になります。スプリングレート6.51N/mm。ノーマルとは比較にならない足回りでチューニングエンジンの車両には必須です。
 
 なんだか期待できそうな解説じゃありませんか?!
「4Lの1型フォークとの組合せに丁度いいのでは?」と考えて、今回久しぶりにお猿のパーツを新品で購入
しました。
 
 しかし、あれです。バイクは大小関係なく、フロントフォークの交換作業は大変です。
お猿は小さい分、要らぬ手間が多いようにも感じました(--;
 
 と、まぁ、交換過程は省略(爆)
 
 無事に交換作業終了。新旧フォークの比較画像はこちらです。
 
    
 そして晴れて1型のフォークがうちのお猿に装着されました。
 興味のない人が見たら、きっと全くどこが変わったのか分からないことでしょう(爆)
 でも、それでいいんです。本人は大満足なのですから(^^)/
 ただ1点、作業終了後に気になったのが、このフロントフォークのサスの戻りが悪いという事でした。
通常こんな動きはしないはずなんだが?と思って調べてみると、以下のデイトナさんの解説を発見しました(爆)
 「この商品は、構造上スプリングにイニシャル(セット荷重)を掛ける事が出来ません。その為、ストロークの初期でフロントフォークの戻りが悪くなります。あらかじめご了承ください。」
 

Monkey

Posted by すえ