PDバルブとSpl. スプリング

 トリッカーのリアサスにオーリンズさんを入れるんだったら、フロントサスも弄るのは必須だな。
 トリッカーのフロントサスを弄るんだったら、調べた限りではコレしかないな。
 でも、コレをができるのはきっとココしかないんだわね。
 ココでしかできないのだったら、ココで購入して弄った上で納車してもらうしかないだろうね!

 最終的には、上記の論理を経て、オーリンズさんとフロントサスカスタムは納車時整備の1つとして必須項目となったのでした(^^;

sPD-Valve2.jpg コストカットの影響でしょうね。トリッカーのフロントフォークはいたってシンプルな?構造のフォークが付いていて、これには調整代が無い(><) これでは、オーナー側ではどうしようもできないわね(--;

 そこで、このショップさんが目を付けたのが、YSSサスペンション社のPDバルブだったんだわね。
 PDバルブとは、「ダンパーロッドに減衰調整機能を持たないフロントフォークに、カートリッジフォークのような「しなやかさ」と「腰」を与えるインナーバルブ」だそうです。

 PDバルブは、左図のようにフォークスプリングとダンパーロッドの間にセットして使用します。
 注意点としては、純正スプリングのままだと、PDバルブ本体の高さ分、フォークスプリングのプリロードが増加してしまう点、ダンパーロッドのオリフィスを加工する必要がある点、そしてピストンロッドのトップ形状によっては別途アダプターの製作等が必要となる点、の3つが挙げられるようです。
 ノウハウが無いと出来ないという作業は、ダンパーロッドのオリフィス加工を含めたサスセッティング全般を言っているのでしょうね。

 ちなみに、純正フロントフォークの評価は、ブレーキング時などでは入りすぎるくらい柔らかいくせに、急なギャップなどじは吸収してくれないんだとか?何となく想像できますが(^^;

 PDバルブを入れるとそれがどう変わるか?というと、以下ショップさんのブログからの抜粋ですが、
 大きめのギャップを拾うとか、ジャンプや飛び降りの着地とかした場合、これまでガツンっと手に伝わいたショックが減って、クシュンって感じで吸収してくれる感じに変わる。そして、それでいて低速でふわふわ過ぎることもなく、比較的落ち着いているんだそうな。

 自分で作業していないからよくわかりませんが、PDバルブの説明書には、「バルブのスプリングプリロードの調整は、1度に半回転づつ行ってください。」って書いてあるようなので、PDバルブそのものに調整幅があるみたいですね。

 ショップさんのブログには、セッティングに試行錯誤している様子が挙げられています。
 これを読むと、フロントサスのベストセッティングを探るということは、フォークオイルの粘度、PDバルブのプリロード、フォークスプリングの特性といった、これらの組み合わせのベストを見つけるってことなんでしょうね(^^; ここら辺はプロに任せる領域ですね(^^;

sspl-spring.jpg

 ということで、sue酉さんのフロントサスは、ショップさん渾身の自信作が収まっております♪

Tricker

Posted by すえ