赤脚DIY装着で前輪アライメントに不具合
SHOWA TUNINGさんから2009年12月、ついにスイスポ用純正交換タイプのサスペンションがリリースされました。
定価はなんと10万円を切ってのリリースでしたが、なんとなんとさらに驚くべきことに、ホビダスさんがモニター価格
ということで、6万円という破格のプライスで通信販売を実施していました。
当初は10セット限定ということだったので、在庫が切れる前に!と私は飛びついたわけで
すが、最終的には10セットという数の制限ではなく1月中の受注に限り6万円での販売という
期限付き販売に途中から代わったようです。
この手の商品、通販で買う時に考えなければならないのはその取付ではないでしょうか?
どんなに安く購入できても取付けられなければ意味がありませんね。
DIYで取付が出来ないのなら、持込みでショップやディーラーに作業を依頼するか、その手の作業が得意な知人を頼るしかあり
ません。ショップに至っては、他で購入した商品を持込での作業依頼はあまりいい顔をしませんし、仮に受けてくれても工賃
を通常より割増しで請求されたりして、お互いにあまり気持ちのいいものではありません。
本サイト内のカスタムページで赤脚の項でも記載しましたが、工賃っていうのはショップに支払う
保険代みたいなものだと私は思っています。工賃が高いっていうのはそれだけ手間がかかったり、リスクを伴う作業
だからこそ、高くなるわけですね。
従って、工賃が高いからDIYで取付!というのはよく聞く話ですが、つまりショップが背負うリスク
を自分自身が被るということと等価なのだと、私は解釈しています。
ショップに取り付けてもらったのにその後何か支障が出れば、誰でもショップに責任を求めますよね?でもDIYなら、
何があろうと自己責任なわけで・・・ましてや足回りの作業なので、少しでもDIY作業に不安を感じるなら有資格者(ショップ)
に作業をお願いするのが妥当だと思います。
自分が出来ないこと他人にやってもらうわけですから、普通に考えれば「工賃が高い!」と言う言い分
は通らないですね。
・赤脚DIY装着時の注意点
さて今回の赤脚さんの装着なのですが、いろいろ考えて私はDIYでの装着を決意しました。
私自身、整備士の資格があるわけではありませんが、資格があったからと言って、じゃぁ依頼した作業
は完璧に実施してくれるのか? というと、それは必ずしも100%イエスとは限らないというのも私の持論です。
まぁ、何かあったら最後までフォローしてもらえるのが工賃を支払う最大のメリットだと思いますので、最終的には完ぺきに
なるんでしょうけど。
話が若干それましたが、さて私の考える今回の作業での重要な注意点は以下の1つだと思っています。
他の作業に関しては、整備書を見たり,それなりの知識のある方が作業するなら問題ないと思います。
その注意点ですが、それはフロントサスのアッパー部分は純正部品を流用しなければならず、そして
その部分の作業が手組みになってしまうと言うことです。
右の図は整備書から抜粋した解説図ですが、画像のようにセンターを合わせてアッパー部分を取り付け
なければなりません。
しかし、機械で組むのと違って手組みでは、どんなに注意深く組んだとしてもセンターを精度良く合わせて組み上げるのは至難の
業だと思います。
多少ズレがあったとしても車両の取り付けに支障は出ませんので心配ないのですが、ここのズレは
おそらく装着後のトーに影響を及ぼすと思われるので、装着後のトーの確認は必須だと思います。
・アライメント調整
さて、無事にDIYでの取付が完了して早速走ってみました。
真っ直走りますし、曲がる、止まるも問題ありませんでした。異音もしないし取付も問題ないと思います。一見、大成功
のように見えましたが、気になる点が2つばかりありました。
1)加速時にフロントの接地感がないというかふわつくというかそんな感じがする。
2)レーンチェンジが妙にクイックに動くようになったけど、接地感が無くてちょっと恐い感じもする。
うーん、やっぱりアライメントを見てもらわないとダメか・・・
実際に今までなかった症状が感じられる以上、不安を抱えたまま毎日ドライブするのはリスキーですし、精神的にもよくないので
早速アライメントを測りに行きました。
実はアライメント調整をしてもらうのは今までのカーライフで初体験でした。
これまで足回りに手を入れるときはプロに任せてきたので、アライメントの狂った車に乗ることはありませんでしたから(^^;
それで、いい機会だと思って今回の作業の一部始終を見学していました。
車検証の車の型式を入力すると自動的にマシンが動きだします。そして、調整が終わったらマシンに車を載せて計測開始です。
あとはマシンが全部自動でやってくれます。計測が完了すると現時点での各数値がモニターに表示されます。もし数値が標準範囲
から外れていたら、調整して、また計測し直します。
そんなことを2,3回繰り返しながら調整は完了です。作業は正味30分も掛からないで終了でした。
たくさん計測できる個所はあるのですが、残念ながらスイフトは前輪のトーしか調整できません。
これで諭吉さんが調整代として飛び立って行くわけですからあまりコストパフォーマンスはよく無いですね(−−;
まぁ、でも自分じゃ出来ない調整ですし、以前取り付けたリアのキャンバーシムで左右どれだけのキャンバーが実際に付いている
のかも知りたかったので、納得しての作業依頼でした。
それで、気になる測定結果ですが、フロントはかなりのトーインになってました(^^;
調整後のトーは、画像にあるようにゼロにしました。
おかげで調整後は、上記の2点の違和感は解消されてすっきりしました!
アライメント計測・調整は、安全と安心を買うようなものですので、こういった作業の後は必須ですね。
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